家計簿 · ガイド

家計簿のつけ方|続かない人のための6ステップと費目の分け方

家計簿が続かないのは、意志が弱いからではなく、やり方が細かすぎることがほとんどです。ここでは、毎日つけなくても続く形を6つのステップで説明します。例はすべて手取り25万円・一人暮らしで計算しています。

家計簿が続かない、よくある3つの理由

  1. 費目が多すぎる。20も30も費目があると、毎回どこに入れるか迷い、そのうち開かなくなります。
  2. カードと分割払いでズレる。買った日と引き落とし日が違い、分割払いは何か月も続くので、記録と口座の残高が合わなくなります。
  3. つけるだけで見返さない。記録しても月末に何も決めなければ、手間だけが残ります。

1. 手取りを確認する

基準は額面ではなく、口座に振り込まれる手取りです。ボーナスは毎月の計算に入れず、別枠で考えると月ごとの判断がぶれません。

2. 費目は10前後に絞る

迷わない数に絞ります。たとえば次の13費目(貯蓄を含む)なら、ほとんどの支出がどこかに入ります。

費目目安の一例手取り25万円なら
住居費25%62,500円
食費15%37,500円
水道光熱費6%15,000円
通信費4%10,000円
保険料4%10,000円
日用品3%7,500円
被服・美容4%10,000円
交際費4%10,000円
趣味・娯楽5%12,500円
交通費3%7,500円
医療2%5,000円
その他5%12,500円
貯蓄20%50,000円

割合は家計の本や記事でよく紹介される目安の一例です。都市部では住居費が30%を超えることも多いので、そのぶん他の費目で調整します。

3. 固定費を先に書く

家賃、スマホとネット、保険料、サブスクなど、毎月決まって出ていくものは月初にまとめて書いてしまいます。これで残りの「自由に使えるお金」が最初からはっきりします。家賃75,000円・通信費8,000円・保険料12,000円・サブスク1,490円なら、固定費だけで96,490円です。

4. カードの分割払いは「支払う月」に分ける

家計簿がズレる一番の原因です。36,000円のコートを3回払いで買ったなら、買った月に36,000円と書くのではなく、3か月間12,000円ずつ書きます。こうすると、その月だけ赤字に見えたり、翌月以降に実際より余裕があるように見えたりしません。

分割払いがいくつも重なると、1件ずつは小さくても合計は大きくなります。スマホ本体96,000円の24回払い(月4,000円)とコートの12,000円が同時に続くと、毎月16,000円が見えない固定費になります。

5. 毎日ではなく、週1回まとめて入力する

毎日つけようとすると、1日抜けたところで止まりがちです。週に1回、レシートとカードの明細を見ながら10分でまとめて入力するほうが続きます。現金の細かい支出は「その他」にまとめても構いません。

6. 月末に目安と比べて、1つだけ決める

月末に費目ごとの割合を目安と比べ、来月変えることを1つだけ決めます。全部を直そうとしないのがコツです。手取り25万円で上の例(住居費75,000円、食費40,000円、貯蓄30,000円など)なら、分割払いを除いた支出は197,000円で残りは23,000円。分割払いの16,000円を入れると7,000円まで減ります。この場合は、新しい分割払いを増やさないことが一番効く1つです。

手取りと支出を入れて、費目ごとの目安と比べる(無料・保存なし) →

先取り貯金で「残ったら貯金」をやめる

給料日に、使う前に決めた額を別の口座へ移します。手取りの20%なら月50,000円ですが、いきなり無理なら10%の25,000円から始めて、月末に余った分を追加するやり方でも十分です。

紙・アプリ・エクセル、どれがいい?

くわしくは家計簿はアプリ・エクセル・手書きどれがいい?で比べています。銀行やカードと連携するアプリは入力が楽ですが、分割払いを支払う月ごとに分けて見るのは苦手なものもあります。エクセルやGoogleスプレッドシートなら、費目も集計も自分の形にできます。紙は書くこと自体が見返しになるので、費目を少なくすれば続けやすい方法です。

エクセルで1年分つけるなら

分割払いの回数を入れるだけで支払う月に自動で振り分け、月別集計・予算の消化率・固定費チェック表まで入った家計簿2027テンプレート(Excel・Googleスプレッドシート)も作っています(無料版あり、有料版780円)。